~登山入門編~ step1


登山てニャにから始めればいいのかニャ~

今回から登山入門編として登山を始めてみたい人向けに4回にわたって始め方をお伝えできればと思います

4回分をまとめた登山入門編記事簡易版もあるので時間がニャい方や読んでられニャいという方はそちらを見てニャ
この記事では
登山を始めたいけど何から手を付ければいいのかわからない
という人に向けて必要なものや準備、心得をまとめた内容を記載してます
※このやり方が絶対ではないので参考程度にご覧ください
登山に必要なものそれは…
- 登山靴
- 登山用リュック(登山の場合はザックと呼ばれています)
- 登山服
とりあえずこの3点は必須になります。
三種の神器というと大げさな言い方ですが
この基本道具がないとどんなに簡単な山でも登ることは許されないぐらいの気持ち
で考えてください。
大げさだなあ、スニーカーや普通の服で富士山登ってる人もいるし楽勝でしょと思ったかもしれないですね
もちろん登ってる人もいますし現実問題登れないことは全くないです。
ただその分非常にリスクの高い登山をしていることになります。
登山ではいかにリスクを減らす準備ができるかが重要になります。
登山靴


それぞれについて解説します。
まずは登山時に必須となる登山靴から
山道でスリップを防いで安全に登山を楽しむための道具
春から秋にかけての登山では、主に土や岩、整備された木道を歩きます。
乾いていれば滑る心配は少ないですが、雨や霜で濡れると滑りやすくなり、転んでけがをする危険が高まります。
普通のスニーカーでも山に登れますが、登山道の滑りやすさは想定していないことが多いです。普段でも濡れているマンホールの上を歩いて滑った経験などないでしょうか?
一方の登山靴は山歩きに合わせて作られているので、土や岩、木道で滑りにくいという特徴があります。
また靴にもよりますが基本クッション性の高いソールが多いので長い距離を歩くことになる登山でも足が疲れにくいという特徴もあります。
要は滑りにくく疲れにくい且つ固い岩の上を歩いても頑丈で動じない万能靴度と私は思ってます。当然限度はありますが、、、
登山靴の中にも種類がある!?

登山靴の中にも種類はあるのかニャ?
登山靴の中にも以下のような種類があります
- トレッキングシューズ
- アルパインシューズ
- アプローチシューズ
今回は初心者向けなのでそれぞれの解説はまた別の記事で紹介しますが
簡単に言うと
トレッキングシューズ・・・一般的な登山向け、低山から場所によっては高山まで対応
アルパインシューズ・・・主に高山や雪山用中上級者向けの靴
アプローチシューズ・・・上二つのいいとこどり、軽くて長距離登山や岩場向けの靴
基本こんな感じで思っていればいいです。
トレッキングシューズ
それでは初心者向け登山靴の紹介としてトレッキングシューズの解説に入りたいと思います。
トレッキングシューズの中でもまたまた種類が3つほどあります。

種類多すぎでわけわからんニャ!
トレッキングシューズの種類は簡単です。
- ハイカット
- ミドルカット
- ローカット
そう大・中・小これで覚えとけばいいです(笑)

ちゃんとそれぞれの関係を紹介してニャ
【ハイカット】しっかりとしたホールド力、バランスを保ちやすい
ハイカットは、足首のグラつきを抑えてくれる点が特長。段差を登る際に足に力を入れやすく、大きな石がある場所でも足首をしっかりとホールドしてくれるのでバランスを保ちやすいです。脚の筋力に自信のない方足首が弱い方向けの靴です。

【ミドルカット】サポート力と歩行性のバランスに優れる
ミドルカットはちょうど中間に位置するまさにバランス型。もっとも使いやすいですが、突出しているわけではないのでいい意味でも悪い意味でも特徴のないタイプ。

【ローカット】足首の自由度が高く軽快に歩ける
ローカットは、足首を自由に動かせる点が特長で、軽快に歩くことができます。ただし、ハイカットのようなサポート力はないので、登山で使うには相応の筋力やバランス力が必要。個人的には若者向けや脚や足首の筋力に自信のある方スピード間もって登山したい方向けのイメージ。

長々と紹介しましたが初心者向けの靴はハイカットかミドルカットがおすすめになります。
金銭的にもハイカットのほうが高くはなるので登山を続けるかは心配だなあと思う人はミドルカット、
足首が弱くぐねりやすい人や高齢者の方はハイカットがいいと思います。
登山用リュック


次に色々な荷物を運ぶためのザックを紹介します
写真のザックは30Lで日帰り登山に使用してます
山行によって使い分けよう!ザックサイズの選び方
ザックに関しても種類はありますが基本は容量によって分かれます。
- 10~20L:軽いハイキング
- 25~35L:日帰り登山~山小屋1泊
- 35~50L:山小屋泊~荷物が少ないテント泊
- 50L~80L:テント泊、長期間の縦走
上記はあくまで目安です。
荷物によってはテント泊用のザックで日帰り登山する人もいます。私もあります。
理由としては奥さんの荷物を持ったりカメラや食材などを持ったりするととても日帰り用だけでは足りません。。。
中にはテント泊や長期縦走で40Lの人もいます。
こういう人たちはUL登山といって道具を軽いものに絞り最小限で登る人たちになります。この辺もどこかで解説できたらと。
ということで個人的には20~35Lぐらいの幅で初心者向けかなと思います。
サイズ感もちょうどよく色々入るので一番重宝するサイズ感かと思います。
山行を重ねていくにつれ自分に合ったサイズ感を見つけていくのがいいですね。
ザックにも種類が色々あるのですが別記事で紹介できたらと思います。
登山服


寒いのはやだにゃ、床暖でゴロゴロするにゃ~

猫のように寒がりな人でも登山服を着れば風や雨、寒さにも耐えうることができ快適に登山ができるんやでぇ~
重ね着?レイヤリングとわ?
登山中は寒暖差が激しい環境になるため体温度調節がとても重要になってきます。
登り始めは寒くても徐々に体温が上がり汗をかいてきます。
そうすると急に稜線に出た際に風を遮るものがなくなり風が直接当たるので体が冷えます。さらには高度になればなるほど気温が低下するのでより寒く感じ低体温症のリスクが高まります。
その為登山中は適宜服を脱いだり着たりすることで体温調節を行う必要があります。
なので登山着の基本は重ね着=レイヤリングになります!

我々猫は毛皮を着ているので常にあったかいニャ
レイヤリングの中身
レイヤリングの中身は以下になります。
- ドライインナー
- ベースレイヤー
- ミドルレイヤー
- アウターレイヤー
ドライインナー:汗を素早く肌から離して上層へと移行。汗の不快感や汗冷えを軽減してくれる(私はドライインナーは山行によって着る着ないの判断をしています。) 例:ファイントラックドライレイヤーウォーム、ミレーのドライナミックメッシュ

ベースレイヤー:かいた汗を吸い上げて拡散し、肌をドライな状態に保つ。常に来ている状態になる服。例:モンベルのジオライン、メリノウール

ミドルレイヤー:ベースレイヤーとアウターレイヤーの中間に着る服。レイヤリングの調整役で、保温と汗処理が役割。脱ぎ着する回数が多くなる服。ミドラーやミッドレイヤーとも呼ばれる。例:モンベルWIC.シャツ、フリースや山シャツ

アウターレイヤー:雨や風など、外気から身を守る層。ミドルレイヤーから移行された汗を「透湿」する役割も備えている。雨や寒さから身を守るのでザックから出しやすい位置に入れておく方がいい。例:モンベルストームクルーザー

素材にも違いあり! 化繊?ウール?
ウエアの素材にも種類があります。
特にベースレイヤーには以下の素材があります。
- 化繊
- ウール
- ハイブリッド
化繊:もっとも広く扱われている素材、汗を素早く蒸発・拡散しドライ感が保たれやすい。比較的安価で耐久性が高い←初心者はこれがおすすめ
ウール:濡れても“ひんやり感”が少なく、汗がニオイにくい。天然繊維なので洗濯方法に気をつける必要がある。夏場だと暑く感じるが通気性もいいので風が吹けば涼しい。価格が高い。
ハイブリッド:化繊の「速乾性」とウールの「保温・濡れの強さ」をいいとこ取りをした素材。バランスがいいので使い勝手が良い
となります。
最初は化繊で慣れてきたらハイブリッド、小屋泊やテント泊など登山にハマりだしたらウールを買うといった流れがいいかも。価格が許すならハイブリッドを最初に購入するもよし。
ミドルレイヤーに関しては山シャツやフリース等の種類がありますがどちらでもいいと思います。個人的にはフリースだと普段使いにも使用できるのでおすすめです。
夏山の低山をはじめの登山にする人はフリースだと暑いので山シャツ、それ以外の人はフリースといった感じで購入を検討してみるといいですね。
他の層となる服にもいろいろと種類がありますがここも別記事でいつか紹介しようと思います。
登山時は半ズボン?長ズボン?パンツ編
上着に関する詳細をかいたのでここからはパンツに関する内容を紹介します。
パンツに関しては半ズボンか長ズボン/薄手、中厚手、厚手といった種類があります
が、初心者は季節によらず長ズボンをお勧めします。
理由としては葉っぱや枝などで切れるのを防ぐというのが一つですが虫の危険から身を守るというのも一つです。虫刺されなどは気づかないうちに刺されている場合もあるので皮膚をできるだけ露出しないことが重要です。
夏場だと暑いと感じるかもしれませんが薄手の涼しいパンツもありますのでそちらを選べば快適に登山ができます。
快適に歩くためのインナーパンツ
登山ではパンツの下にインナーパンツという収縮性に優れたパンツが存在します。
インナーパンツをはく理由として、
- 吸水性と速乾性
- 血流促進
- サポーター
などがあげられます。
特に長距離登山となってくるとこのインナーパンツがあることで疲れにくくなり長距離歩行をサポートしてくれます。
ただ難点としてはサポーターになるので脚にピタッと密着し圧迫される点があります。
なので人によっては逆に苦しくて気持ち悪い等合わない人もいます。
初心者は低山から始めるのでなくてもいいと思いますが脚が悪いという方はインナーパンツがあると安心はできると思います。なので試着できたとは思いますが試着して圧迫感に問題ないものを選ぶのがいいと思います。
とはいえ圧迫感がないと効果を発揮されないので履いてみて慣れていくのも一つとは思います。
ちなみに私が使っているのは登山を始めたころに買った
「モンベル サポーテックライトタイツ」を今でも使ってます。
(そろそろ買い替えてもいいかもなあ)

「モンベル サポーテックライトタイツ」6160円
まとめ


色々聞いたけど結局初心者にはどれがいいのかわからんニャ

長くなってしまったので初心者が買うべきものを私の独断と偏見で以下に記載します。
- 登山靴・・・トレッキングシューズのミドルカット
- ザック・・・20~35Lの日帰り用
- 登山服
ベースレイヤー:化繊素材。 モンベルのウイックロン or ZIO-LINE
(夏山なら薄手、春・秋・夏の高山は中厚手、冬山は厚手)
ミドルレイヤー:夏の低山なら山シャツ、それ以外はフリース
アウターレイヤー:ゴアテックス素材。 モンベルストームクルーザー
基本的には店舗に行って買うのをお勧めします。
ウエアやザックははネットで買うのも一つですが靴に関しては必ず店舗で試着して店員さんに見てもらってください。靴を失敗してしまうと足のケガにつながるのでそこはめんどくさがらずに行くのが必須です。
初心者が行くべき店舗は普通のアウトドアショップでもいいですが個人的にはモンベルをお勧めします。←モンベルの回し者ではありません。
登山道具をいろいろ買ってきましたが品質とコスパの良さでモンベルを超えるメーカーはないと私は思っています。いろいろな海外メーカーのものも後々買うとは思いますが結局モンベルに戻ってくる道具もあるので最初はモンベルでそろえるのが無難です。
もしこれから登山を絶対に趣味にするという人やデザインがかっこいいのがいいなど見た目から入りたい人はコストはかかりますが他のメーカーの服を買うのがいいかと思いますね。
その場合は“好日山荘”や”石井スポーツ”を利用するのがおすすめです。
特に登山靴に関しては様々なメーカーの靴があり店員さんがその人の足に合った靴を選んでくれます。

以上 step1はここまでです。
長々と読んでいただきありがとうございました。
とりあえず初心者向けとしてはこんな感じになります。
次のstep2も併せて読んでもらえると嬉しいです。